水分補給

歩き旅でも水分補給は重要。一気飲みや糖分の摂りすぎなどに注意して、しっかり水分補給をしましょう。炭酸飲料も効果的に活用しましょう。
水分補給のタイミング
夏に真夏日や猛暑日が当たり前のようになり、水分補給という言葉も常識になりました。もちろん歩き旅においても、水分補給は大事な健康管理の一つです。
水分補給のタイミングとしては、真夏以外は基本的に休憩時がよいと思います。あまり喉が渇いていなくても、定期的に水分を摂りましょう。真夏は、歩きながらも汗をかき続ける日もあると思うので、そのようなときは歩きながらでも水分を摂るようにしましょう。
保冷(保温)のできる水筒が一つあると、いつでも冷たい(温かい)飲み物が飲めますが、どうしてもある程度の重さになります。その分、温まりやすい(冷えやすい)ですが、ペットボトルはやはり重宝します。
気をつけること
水分補給のときは、次の2つに気をつけましょう。
1つめは、一気に飲み過ぎないことです。そのような飲み方は、喉の渇きをいやすためには非効率的ですし、冷たい飲み物は胃腸に負担をかけます。また、汗を大量にかいた後に水だけをたくさん摂ると「水中毒」になる可能性もあります。どうしても多量の水を飲みたいときは、何回かに分けて飲んだり、時間をかけて少しずつ飲むようにすると総量を抑えられます。
2つめは、ジュースやスポーツドリンクは飲み過ぎないようにすることです。水は0calでバランスのとれた飲み物ですが、普通のジュースは糖分が異常に多く含まれています。スポーツドリンクも例外ではありません。糖分のとりすぎは、疲労を増加させたり、身体のバランスを崩す原因となります。
ただし糖分は疲れたときの特効薬であり、汗をかいた後は塩分やミネラルも摂る必要があるので、これらは量を考えて飲むことが大切です。
炭酸飲料の活用
運動をすると、人間の身体の中には、疲労物質として良く知られている乳酸の他に水素イオンが溜まります。この水素イオンを効果的に取り除く作用があるのが炭酸ガスです。
過去には「骨が溶ける」など何かと悪い評判のあった炭酸飲料ですが、最近は、歩行中や歩行後にを飲むことで炭酸ガスの働きによって水素イオンを中和し、疲労を取ることが出来ることが分かってきました。
確かに、経験から言っても疲れた時には無性に炭酸飲料が飲みたくなることがあります。飲み過ぎに気をつけて、上手に摂取すると良いと思います。