ウォーキング・ハイ

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身体が歩いているのに慣れた状態、それが「ウォーキング・ハイ」。楽に楽しく歩けますが、いつもの自分のペースを忘れずに歩きましょう。

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ウォーキング・ハイとは?

マラソンをしていて、横腹が痛くて苦しいのを我慢して走っていると、突然、苦しくなくなって、以後楽に走れたという経験をもっている人は多いでしょう。これは、いわゆる「ランニング・ハイ」と呼ばれる状態です。

ハイ(high)というのは一種のユーフォリア(陶酔状態)のことで、簡単に言ってしまえば、身体と脳が走っていることに慣れてしまった状態なのです。

これはマラソンだけでなく、水泳や、そしてウォーキングにもあります。歩き旅やウォーキングをしたことのある人ならわかると思いますが、後半にやたらと調子が出て、歩けて歩けて仕方がない日というのがあります。

私は何度か経験をしていますが、本当に止まるのが嫌で、何時間でも歩き続けていたい気分になるものです。これが「ウォーキング・ハイ」です。

注意すること

ウォーキング・ハイはほとんどの場合、調子の出る午後にやってきます。これは楽しく、しかも楽に歩けるので、たいへん良い状態と言えます。いつもいつもこんな状態で歩けたら言うことはありません。

しかし、それに本当に酔ってしまい調子にのりすぎると、後で痛い目を見ることになります。宿に着いた時、あるいは明朝、マメや筋肉痛に悩まされることになるでしょう。

やはり、いくら調子が出てきたからといって無理をせず、自分のいつものペースで歩き、きちんと休憩をとりながら歩くことが大切です。