ビギナーへの10ヶ条

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歩き旅をしてみたい、という方に贈る10ヶ条です。最低でも、荷物、くつ、くつ下、距離の4つに気をつければ、初めてでも歩けます。さあ、Let's walking!

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ビギナーでも歩けます

歩いて旅をしていると言うと、「すごいですね」と驚かれることがよくあります。こうした反応は、“長距離を歩き切る精神力”が評価されているのであって、歩くための特別な技術が認められているわけではありません。

「歩く」という行為は、ほとんどの人が毎日行っている運動で、特別なスキルが必要ないように見えます。確かに、ただ歩くだけなら簡単です。しかし、「歩いて旅をする」となると、ある程度の技術や知識が求められるのも事実です。

とはいえ、ビギナーには歩き旅ができないのかといえば、決してそんなことはありません。挑戦したい人のために、これだけは押さえてほしいと思う10ヶ条を考えました。歩き旅を始めてみたいというビギナーの方は、ぜひ参考にしてください。なお、番号が若いほど重要度が高いという意味です。

これだけは! 10ヶ条

第1条
荷物は最小限に。
 「荷物は軽い者勝ち」です。荷物が重いほど脚への負担が増え、故障の原因になります。
第2条
くつくつ下は、自分に合った良いものを。
 マメや腱鞘炎、筋肉痛などの予防に大きく役立ちます。しっかりお金をかけて準備しましょう。
第3条
歩く距離は、長くても1日20~30㎞程度に。
 無理をして長距離を歩くと故障につながります。無理をせずゆっくり行きましょう。
第4条
日程は長くても2~3日で。
 初めから長期間の行程に挑むのは、想像以上にキツイものです。日帰りでも十分楽しめます。
第5条
マメ(肉刺)と腱鞘炎には細心の注意を。
 どちらも一度なると治療に時間がかかり、痛みで歩き続けるのが困難になります。
第6条
歩く前後にはストレッチを。
 筋肉痛など故障の予防に効果的です。ゆっくり時間をかけて行いましょう。
第7条
適度に休憩を。
 私は50~55分で4~5㎞歩いて5~10分休むスタイルで歩いています。
第8条
水分を適切にとりましょう。
 特に暑い日は意識して水分補給をしましょう。ペットボトルは安価で軽く、とても便利です。
第9条
雨具はしっかりしたものを。
 安価なものは蒸れて不快です。ゴアテックスなど、防水透湿性の高い素材を用意しましょう。
第10条
計画を立て、地図を持ちましょう。
 国土地理院の地形図やロードマップがおすすめです。スマホの地図はバッテリー切れの心配があります。