地図

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地図は、国土地理院の5万分の1地形図かロードマップを使うと良いでしょう。修正年月日をチェックして、廃道と新道に気をつけましょう。

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地図の選び方

どんな地図を使うかは、ある程度個人の好みによる部分も多いですが、歩き旅にはは、国土地理院発行の5万分の1地形図か、車のためのロードマップを使うと良いと思います。

私は5万分の1の地形図を使って歩いていますが、これは大学時代から慣れている上に、他の地図に比べて軽いという理由からです。しかし、ロードマップの愛用者もいますし、山では専用の地形図の方が頼りになります。

5万分の1の地形図の利点は、重くないこと、1枚ずつ切り離れているので持ちやすいことなどです。しかし、縮尺の関係で、建物密集地では「何本目」という道の見方はできませんし、道路情報はロードマップに劣ります。また、長い旅では枚数が多くなりすぎて困ることもあります。

ロードマップは、道路のみを歩く場合は情報的には一番優れています。最近の地図はコンビニやトイレまで載っているものもあります。私が使っていないのは、ただ一つ「重い」という理由からです。ただ最近は軽い薄型タイプも多く市販されているので、上手に使い分けるとよいと思います。

気をつけること

私が地図(5万分の1)を買うと、まず見るのか最後に修正された年月日です。つまりその地図の情報がどのくらい新しいのかチェックするのです。

道路事情というのは日々変化するものです。「修正」から現在まで何が起こっているかわかりません。歩き旅で特に問題となるのは「廃道」と「新道」です。私が歩く際にはこの2つに結構気を使っています。

対策としては、前もってグーグルマップなどのネット上の地図を見て、歩くルートをチェックしておくことをお勧めします。最近は5万分の1の地形図の更新が止まっているため、この作業は必ずした方がよいと思います。なお、ロードマップで歩く場合もこの作業をしておくと安心感が違います。

廃道と新道

「廃道」は地図にある道が実際にはない場合です。つまり修正後に道が廃止されてしまったわけです。

私が今まで廃道に出会ったのは3回で、いずれも道が途中からなくなっているという最悪の状況でした。原因はいずれも新道ができたために用済みの旧道が廃止されたというわけでした。運悪く廃道に出会ったときは、ネットの地図も調べつつ、引き返すのが最善の策でしょう。

「新道」は、地図にないはずの道が実際にはある場合です。つまり修正後に道が新しくできたわけです。新道に出会ったことは多く、覚えている限り10回ほどあります。新道は近道ができていいという場合がほとんどです。

しかし、新道はいいことばかりではありません。重大な問題に、現在どの辺を歩いていて、この道はどこに出るのか分からないまま歩き続けなくてはならないということがあります。このような場合は、電池残量に気をつけながらネットの地図を使うようにしています。