充電事情

デジタル機器の最大の弱点は充電切れです。宿でフル充電にして出発したり、様々な機器にリスクを分散したりといった対策を取りましょう。
宿泊先で充電
スマホやデジカメ、GPS機器、携帯音楽プレーヤーなどのデジタル機器の最大の弱点は充電切れです。実際に長距離の歩き旅で使ってみると分かりますが、充電スポットも無い状況でバッテリーが減っていく状況には恐怖を覚えます。
一番効果的な対策としては、宿泊先などですべてのデジタル機器をフル充電にしてから歩き始めるということです。野外泊が続く場合は、なるべく使用回数や使用時間を減らすようにするしかありません。電波が入らない場所を歩く場合は、スマホの電源を切っておきましょう。
歩いている途中に休憩がてらネットカフェに寄って充電するという方法も効果的ですが、コンセントの数は限られているので、分岐タップが1つあると重宝します。ただし、道の駅や鉄道の駅などのコンセントで勝手に充電すると、最悪盗電で捕まるのでやめたほうが無難です。
リスク分散
経験上、歩き旅をしていて最も充電が切れやすいのはスマホです。地図アプリでのルート探索に始まり、写真を撮る、ネットで調べ物をする、SNSをチェックしたり投稿したりする、メールする、電話をかけるなど、酷使される状況が続くからです。しかし、歩いている途中にスマホの充電が切れると不便なことこの上ありません。
そのための効果的な対策としては、リスクを分散させるということがあります。つまり、写真はデジカメ、音楽は携帯音楽プレーヤーといったように、様々な機器に機能を分担させるのです。そのことによりバッテリーの消耗が減るのはもちろん、故障や紛失、水没などの際のダメージも最小限に抑えられます。
この対策は、結果として機器をたくさん持つことにはなりますが、最近はどれも軽量小型化されているので、あまり負担にはなりません。それぞれの機器の充電コードも忘れずに持っていきましょう。
充電器の是非
どんなに対策を取っていても、充電が切れてしまうこともあります。そのような時のために充電器を持って歩くという方法もありますが、充電器はある程度の重さがあり、荷物を軽くすることと相反してしまいます。
しかし、充電器がある安心感は捨てがたいので、私はカード式の超軽量充電器を一つだけ持って歩いています。スマホの充電は60~70%しかできませんが、充電切れを防ぐには十分です。他の機器を充電するときに必ず充電器も常にフル充電にしておくようにしています。
でも、重くても十分な容量の物が必要な方もいると思うので、自分の歩き旅のスタイルに合ったものを選ぶようにするとよいと思います。どうしても充電が切れてしまうという非常事態が起きた場合は、コンビニですぐに充電できる充電器を購入するという最終手段もあります。