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「待ち合わせは家の近くのマクドナルドで−」と彼は電話で言った。プーマンという愛称で親しまれていた研究室の後輩である。今は故郷の秋田で小学校の教員をしているという。
「マクドナルドっていったってどこの?」と聞いた私はやはり東京人だったのだろうか。当時,秋田にはマクドナルドは2つしかなく,しかも彼の住んでいる住所からいえば,彼の意味するところのマクドナルドは地元の人なら誰でも知っている「新道沿いのマクドナルド」だったのだ。
翌日,しっかり5分前にやってきた彼は学生時代とほとんど変わっていないような感じで,それが旅先で見知らぬ人ばかりと接し続けていた私にとってはとても嬉しく思えた。早速,彼の家へ案内してもらう。
彼の家は見事な一戸建てで,東京でずっと団地・マンション住まいだった私は,これだけでたいへん驚いてしまった。
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