コースと日程

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宗谷岬から波照間島まで、どのような考えでコースを設定したのか。1日に歩く距離と日程の決め方は? 荷物を減らすための工夫もそこにあります。

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コース

宗谷岬と波照間島をどうつなぐかは、そんな大きな問題ではないと思っていました。日本縦断には先人たちが設定した「一般コース」(?)なるものがあって、みんなそれを北や南からなぞって歩いているものだと思っていたのです。

ところが様々な人の本を読んでいくうちに、そのようなコースなどなく、皆、様々なコースを様々な思惑(人と違ったコースを歩く、四国に渡って4つの島全てを歩くetc...)をもって設定しているということがわかってきたのです。

そこで私も自分なりのコースの設定に迫られ、いろいろ考えた末、旅程図(地図)で紹介してあるようなコースを設定しました。

主なポイントは、次の3つとしました。
 (1) 北海道では以前からの憧れの地、雄冬を通るために日本海沿いを通る。
 (2) 本州北~中部は交通量の多い太平洋側は通らず日本海側を通る。
 (3) 中国山地を斜行し、祖父母と母の故郷である岡山県西粟倉村を通る。

日程

コース全体の距離は約3000㎞と概算できたので、1日の平均歩行距離を30㎞として約100日の日程を設定しました。

1日30㎞というのは、短い距離ではありませんが、決して長い距離であるともいえません。それ以上も少々無理すれば歩けるのですが、長い距離を歩くということはそれだけ余裕がなくなり、故障も出たりして自分の歩きができなくなることが経験上わかっていたからです。

確かにゆっくり歩いても無理に歩いても「歩く旅」には変わりありませんが、ただ無理に歩くだけの旅は、旅の後に残るものが「辛かった」という思い以外ほとんどないのです。

せっかくの「日本縦断」なのだからどうせならいい想い出が心に残る旅がしたいと思い、前述のような距離を設定しました。そして、一つの目安として40㎞を越えないように一日ずつの距離を現地で設定していくことにしました。

出発時期と中継点

出発を秋にしたのは、この年の前半を就職の教員採用試験の勉強にあてたためで、そのためスタートは教員採用の2次試験の終了後の9月後半になってしまったのです。

本当はもう少し暖かい時期から出発しようと考えていたのですが、仕方なくこの時期になってしまったことは、後々、中国山地内で連日のものすごい寒さに悩まされる大きな原因になってしまった訳でした…。

なお、途中に中継点(旧友の家など)を数ヶ所置いて、先の地図や衣類、さらに靴や薬類などの消耗品などはその中継点に送っておき、そこで受け取るという体制をつくりました。この方法は、荷物を減らすために大変有効でした。