同類の友

連休初日の中山峠は、車、車、車…。そんな中山峠で出会った旅人は、何と佐多岬から日本を逆に歩いてきた青年だった。感動の出会い!
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車、車、車…

今日は連休初日、紅葉真っ盛りということもあって、中山峠へ向かう道は観光で訪れる地元の人たちの自動車の嵐である。おまけに歩道がほとんどない状態なので歩きづらいことこの上ない。

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雨の定山渓温泉

試しに10分間で何台の自動車とすれ違うか数えてみたら、なんと107台!。今日は、計算上では、約2,500台の自動車とすれ違ったことになる。当日の日誌を見ても、「もう自動車は嫌だ。見たくもない」という記述があったくらい自動車に悩まされた一日だったことがわかる。

出会い

今日の目的地の中山峠に到着したのは午後2時ぐらい。今日は連休とあって宿がここにとれなかったので、この後はバスで定山渓温泉までもう一度戻って宿泊する予定である。

さてその前に昼食を、と思い、適当な場所を探す。すると何やら私と同じ様な格好をした旅人がレストハウスの入口に腰掛けて休んでいるではないか。

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中山峠にて

履いている靴から見て「これはもしかして同じように歩いて旅をしている人か」と思ったが、「歩いて旅しているんですか」と聞くのも違った時にあまりに情けないと思い、自分がよく聞かれるように「山…ですか」と話しかけてみる。それに対する彼の答えは「いえ、道です」だった。なかなかナイスな答えだと思った。

憩いのひととき

それからは横に座らせてもらって、買っておいたパンで昼食をとりながらいろいろと話す。何と彼は私が目指している佐多岬から逆に列島縦断をしてきたということ。これには超ビックリした。

同じ様なことをしている人は毎年何人もいることは知っていたが、まさか逆方向から歩いてきた人と道中で会うとは思いもしなかったので、とても嬉しかった。

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紅葉の定山渓

しかも彼は20㎏のザックを背に、毎日野宿で頑張っているという。私はもともと身体が丈夫な方ではないので野宿の連泊は避けてきたのだが、その野宿をずっと佐多岬から続けてきているという彼はとてもスゴイと思った。

彼にごちそうになったレギュラーコーヒーはとても美味しく、身体も心もあたたまった中山峠での出会いであった。