危険な道

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歩き旅の最大の危険因子は車。従って危険な道は歩道のない道、特に車の多い国道やトンネル、橋などです。車と折り合いをつけて歩きましょう。

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危険な道とは

ロードを歩いていて一番身の危険を感じるのは、自分のすぐ横を車がすごい勢いで通り過ぎていく瞬間です。特に、歩道のない国道などで身体から1mも離れていないところをトラックなどに猛スピードで通られると、真面目な話、生命の危険すら感じます。

できるなら、車の通行量が多い道や歩道がない道は、旧道のような脇道を通るようにしましょう。精神的な疲労が全然違います。また、左側でなく右側を歩くようにすると、背後から来る車にヒヤヒヤしないですみます。

このように、歩き旅の最大の危険因子は車です。したがって、車と折り合いをつけながら歩くことが難しい道が、歩き旅をする人にとっては危険な道となります。

トンネル

歩き旅をしていて、どうしても避けて通れない危険な道の一つにトンネルがあります。最近できたトンネルには車道と分離された歩道がついていますが、古いトンネルには全く歩道のないものもあります。

安全な歩道がないトンネルを歩く場合は、車の運転手に自分のことをしっかり認識してもらうことが重要です。そのために、トンネル内ではライトをつけて歩くようにしましょう。トンネルの手前でザックからライトを出すのが面倒だったら、前の休憩から準備しておくと良いです。

短いトンネルなら、明るい色の帽子を車道側の手に持って、振りながら歩くだけでも平気です。車は減速し、避けてくれるでしょう。余談ですが、トンネルの中は排気ガスのにおいが気になる場合もあるので、マスクをするなどの自衛策をとりましょう。

歩き旅をしていて、意外と怖いのが橋です。やはり車道と分離した歩道がついている橋はいいのですが、古い橋は長いのに歩道のない場合も結構あります。

橋はトンネルのように暗くはないので、運転手に容易に認識してもらえます。ですから、危険と言うよりは恐怖と言った方が適切かもしれません。建築の都合なのか、普通の道よりも車線が狭くなっている橋も多いので、恐怖倍増です。

大きな橋の場合は、同じ川に平行して2本架かっている場合があります。そのような場合は、少しぐらい遠回りでも、新しい橋を選んで渡るようにしましょう。歩道が整備されている確率がグンと高まります。