海・川・湖沿い

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海や川、湖沿いは、遊歩道が整備されている場合もあり、歩くには快適。でも、思ったより時間がかかったり、荒天時に強風が吹いたりして大変です。

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遊歩道の落とし穴

遊歩道-何と素敵な響きでしょう。車も自転車も来ないので、歩きやすさから言えば間違いなく最高です。海や川、湖などの景色を見ながら歩けば気分も爽快ですが、意外と気付かない盲点があります。それは「距離」です。

遊歩道は主に観光用に作られているため、距離はあまり考慮されていません。海や川、湖はその縁の形に添って設けられる場合が多いので、車道にはない蛇行を繰り返し、同じ距離を移動するために余分に歩かなければならなくなるのです。

特に注意すべきは、やや細めの蛇行している川沿い、入江の多い海や湖沿いなどです。気持ち良く歩いているとすぐ時間がたち、予定が狂ってしまいます。なお、大きい川の河川敷や堤防は真っ直ぐな道が多いので大丈夫です。

砂浜や河原

水辺があれば近づきたくなるのが動物の本能。海辺なら砂浜を、川沿いなら河原を歩きたくなることは当然です。時間と体力に余裕がある状況なら、歩いてみるのも良いでしょう。

しかし、歩き旅で荷物を背負って歩いたことがある人ならわかると思いますが、砂浜や河原は歩きにくいことこの上ありません。砂浜は足が砂にめり込みますし、河原は石がごろごろしていて足下が不安定です。

それでも水辺はとても気持ち良いので、歩きたい場合は短い距離に限ると良いと思います。一度下りたら最後、なかなか上がって来ることができそうもない砂浜や河原などは避けた方が無難でしょう。

風対策

天気の良い穏やかな日に海沿いをボーッと歩く-歩く旅人にとっては最高のシチュエーションの一つです。ところが荒天の日は、海沿いでは平地より風がかなり強く大変歩きにくくなります。

また、川も風の通り道となり、普通の平地に比べれば強風が吹くことがよくあります。そしてそんな強風に雨や雪などが混じると本当に最悪の歩行になってしまいます。

天気はどうしようもありませんが、荒天や強風の予報が出ている場合は、できれば海沿いや川沿いのルートは避けた方が無難です。無理な場合は、向かい風になる場合を考慮して時間的に余裕のある計画を立てましょう。