田舎の道

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田舎は都会より環境も良く、気持ち良く歩ける場合が多いですが、のんびり歩いてばかりいると痛い目に遭います。特に都会育ちの人は要注意。

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ないないづくし

田舎を歩いていると、都会には無いものがたくさんあります。美味しい空気、温かい人情、素敵な景色…。でも良いことばかりではありません。便利な生活に慣れきった人間には、無くて困るものもたくさんあります。

例えばコンビニエンスストア。今ではかなり増えましたが、田舎では半日歩いて1軒などということも珍しくありません。同じく自動販売機も都会ほど数はありません。食事や水分補給などを当て込んでいると大変な目に遭います。

また、建物なども少ないため、トイレはもちろんのこと、暑さや寒さ、雨風などを凌げる場所もありません。コース沿いがどれくらい開けているかは歩いてみないとわかりませんが、それなりの覚悟をしておく方が良い場合もあります。

破線・実線ルート

私は国土地理院の5万分の1の地図を愛用していますが、田舎には破線(---)や実線(―)で描かれた道がよくあります。実線は幅員1.5m~2.5mの道路、破線は幅員1.5m未満の道路を表しています。

破線の道は主に山中のためまず通りませんが、実線の道は大きな道路をショートカットしていることも多く、時に通りたくなる気持ちに駆られます。しかし、実線の道を選択して失敗した経験も過去に何度もあります。

私は、その道を通るとかなりコースが短くなる場合、そして実線の部分が短く早めに広い道路に戻って来られる場合にのみ通ることにしています。ただ、実際に現地でその道を見て不安を感じたら潔く止めるようにもしています。