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確か数日前の新聞で与那国島の日の入りが午後6時48分だったことから考えると,今日の日の入りは午後6時50分頃になるだろうと予測されたが,結局最西端の碑に着いたのは午後5時半ぐらい。あと1時間以上ここで待たなくてはいけないかと思うと少し気が滅入った。
しかし,そんな滅入った気分も数人の旅仲間と1本の酒との出会いですぐどこかへ吹き飛ぶ。先に自転車で着いていた彼女から私のことを聞いていたらしい明治大学の3人組の男性と仲良くなり,彼らが持っていた酒「どなん」を酌み交わして大いに盛り上がる。
この「どなん」という酒は,沖縄特有の「泡盛」という酒なのだか,アルコール度数が60度もあり,火をつけると燃えるという酒なのである。これは日本中でも与那国島のみで製造を許可されているものであり,その意味でも与那国島の名産品と言ってもよいものなのである。
後から例の彼女と彼女の知り合いの男性も来て,日本最西端から見る日本最後の夕暮れを酒の肴に「どなん」を酌み交わす。さすが60度だけあって「どなん」の小瓶360mlをあける頃には結構全員がヘロヘロになってしまった。
それでも勢いのついた我々は,明大3人組の乗っていたレンタバイクに2人乗りをして,まるで高校生の不良よろしく宿まで帰っていったのであった。
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