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樋口一葉は,人生そのもの,生きることそれ自体に辛さというものを見出したときから,「にごりえ・たけくらべ」といったような秀作を次々と生み出したそうです。また,多くの宗教が自ら命を絶つことを戒めている理由の一つは,人生という修行の場から逃避してはならないということだそうです。
人生,そして生きていくということは,それ自体が辛いということを本質としているのではないでしょうか。
旅の辛さについては,若山牧水の
「幾山川 越え去りゆかば 寂しさの 果てなむ国ぞ けふも旅ゆく」
という短歌を紹介します。
私は,広島の山中でこの句碑に出会ったとき,共感して涙が出ました。それくらい長距離の歩き旅とは辛いものなのです。
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